MISSION:IMPOSSIBLE GHOST PROTOCOL(2011/1/4) [映画]
久ぶりに映画を観に行った。
トムクルーズ主演の『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』。
シリーズ第4作目。今作は、『レミーのおいしいレストラン』のブラッド・バード監督
が総指揮をとり、スパイたちのド派手な活躍が描かれている。
圧巻は、アラブ首長国連邦ドバイにある高さ世界一の超高層ビル、ブルジュ・ハリファ
でのスタントシーン。
トム自身が、垂直の外壁に宙吊りになったり、駆け降りたりしているのだが、
とても48歳には見えない肉体美なのだ。
昔と同じ顔立ちとは言えないけど、相変わらずハンサムだし、年を重ねたことで
より渋みが増した気がする。
脇をかためる俳優陣も魅力的な人たちばかり。
『ハート・ロッカー』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジェレミー・レナー、
前作『MI:Ⅲ』に続いて出演のサイモン・ペッグにも注目。
ストーリーは後半荒い感じは否めなかったが、全体的には面白い作品に仕上がって
いるので、是非、映画館で鑑賞されることをおススメしたい。
★は、★★★★4つ。
公式サイトURL http://www.mi-gp.jp/
東京オアシス(2011/10/29) [映画]
今日、久しぶりに映画を観た。
「かもめ食堂」からのシリーズ5作目『東京オアシス』。
主演は小林聡美。3つの物語によるオムニバス。
今回の舞台は東京。
キャストは、加瀬亮、原田知世、黒木華、そしてちらっと出演している、もたいまさこ、
市川実日子、光石研。
上映後、小林聡美と原田知世の舞台挨拶があったのだが、
二人とも華奢で可愛らしかった。
挨拶では、映画の裏話をいくつか披露してくれた。
小林聡美は、衣装についてのエピソードを。
彼女は、全編スタイリストが用意したいわゆる「吊るし」の衣装を着用して
いたそうなのだが、もたいさんだけは、細かいディテール
にこだわったオーダーメイドの衣装だったそう(笑)。
原田知世は、もたいさんとのシーンで何やらコソコソと会話をしているのだが、
何を話していたかは、秘密、とのこと(確かに音声は聞こえなかった・・・)。
あと、ネタバレになってしまうので詳しくは書かないが、
『ツチブタ』。
私は残念ながら見たことがない。
いまは上野動物園で会えるらしい・・・。
私のお気に入りのシーンは2つ。
加瀬亮演じるナガノとトウコ(小林聡美)が、高速道路のパーキングで、
微妙な距離感を保ちつつ、きつねうどんを美味しそうに食べているところ。
きつねうどんは飯島奈美さん作で、映画のパンフにレシピが載っている
もう一つは、映画館で働くキクチ(原田知世)が、映画の上映終了後、
アルバイトの男の子とともに、タイミングを見計らって扉を開くところ。
なんてことないシーンなんだけど、知世さんの立ち姿が素晴らしいのだ。
あの透明感あふれる演技は、「時をかける少女」のときからちっとも変わってない。
これまでの作品と同様、今回も全体的にまったりとした映画ではあるけど、
5作も続いているのは、ひとつひとつの作品が丁寧に作られていること、
そして決して商業目的ではないというところだと思う。
10月22日より公開中。
↑ 小林聡美と原田知世のサインが
マザーウォーター(2011/1/24) [映画]
仕事帰り、突然思い立って映画「マザーウォーター」を観に行った。
「かもめ食堂」、「めがね」や「プール」を手掛けてきたプロジェクトの新作で、
実は昨年の11月から映画は公開されていたのだが、なかなかタイミングが合わず、
今日になってしまった。
キャストは、シリーズでおなじみの小林聡美、もたいまさこ、光石研らに加え、
新顔として小泉今日子が出演。
監督は、今回が初監督作品という松本佳奈。前作プールではメイキングを
担当していたとのこと。
京都が舞台となっているのだが、言われないと判らないかも・・・。
いわゆる京都だと一目見て分かるような建造物などは一切出てこないから。
全体的にほのぼとした空気感。
映画タイトルにもなっているウォーター(水)にかかわる仕事(疎水沿いのコーヒー店、豆腐店、
ウイスキーしか置いていないバー、銭湯)に従事する登場人物たちが、お互いの店を
行き来しながら少しずつ交流を深めていく。
さて、この映画のお気に入りのシーンは二つ。
一つ目は、ハツミ(市川実日子)が営む豆腐店にやってきたマコト(もたいまさこ)が、
店先のベンチに座り、できたてのお豆腐をおしょうゆひとたらしし、
スプーンですくって美味しそうに食べているシーン。
これを観て、思わずお豆腐食べたい!って思った。
二つ目は、セツコ(小林聡美)が営むバーに通うヤマノハ(加瀬亮)。彼がカウンターに一人座って、
ウイスキーの水割りを飲みながら煙草を吸うシーン。セツコを見つめるヤマノハの横顔が素敵。
以上のようなかんじで、特にヤマ場があるわけでもなく、淡々と日常が描かれている映画ですが、
気ぜわしい毎日に疲れている方には、オススメの映画である。